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怖いと恐いの違い

「恐怖」や「恐ろしい」といった意味で使われる「こわい」は、「怖い」と書く場合と、「恐い」と書く場合があります。 常用漢字は「怖い」となっており、公用文や新聞では「怖い」が使用されています。ですから、使い分けに迷った場合は常用漢字である「怖い」を使用すれば問題ありません。 しかし、この二つの漢字は、意味に大きな違いはなく、どちらを使っても間違いではありません。 ですから、私的な文書の場合は、二つの漢字を使い分けることで、イメージやニュアンスを伝えやすくするメリットがあります。 ここでは、本来漢字が持っている意味の違いを解説します。

怖いとは
「怖」という字は、主観的に「こわい」「おそろしい」という意味を持っています。ですから、一般的にはどうかわからないが、自分は怖いという意味で使用することができます。 例えば、「うちの父は怖い」と言った場合、父を怖れているのは概ね自分の感情であるため、適切な使用例と言えます。 もちろん、「怖い」は常用漢字ですから、主観でなければ使えないというわけではありません。

恐いとは
「恐」という字は、絶対的に「こわい」「おそろしい」という意味を持っています。対象となる物が、主観でも客観でも恐い場合、未知の恐怖である場合などに用いるのが適切です。 自然災害は恐い、未知の生物が恐い、神は恐いなど、未知のものや人知を超えたものへの絶対的な恐怖を表す表現として適しています。

要するに!
・「怖い」→主観的な恐怖
・「恐い」→絶対的な恐怖

「怖い」の用例
常用〇
【用例】うちの父は怖い、となりの犬は怖い、学校の怖い話
「恐い」の用例
常用外
【用例】恐い自然災害、神の存在は恐い、恐い未知の生物


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