自動車のタイヤの空気圧が減ると、バースト事故の原因になることはよく知られていますが、タイヤの空気圧は燃費にも影響します。 空気圧が減ると、道路との摩擦抵抗が増えるため、燃費が悪くなるのです。 一般財団法人省エネルギーセンターの調査によると、タイヤの空気圧が適正値より50kPa(0.5kg/c㎡)不足した場合、市街地で2%程度、郊外で4%程度、それぞれ燃費が悪化するそうです。 安全のためにも、燃費のためにも定期的な点検が必要です。
タイヤの空気圧は自然に低下する
タイヤの空気圧は、パンクなどが無くても自然に低下していきます。空気を入れてから1か月で約5%~10%程低下します。
また、冬場は気温が下がるために、自然に空気圧も下がってしまいます。
自転車に乗ったことがある人なら、自転車のタイヤの空気が自然と減っていくのをご存知の事でしょう。自転車ならペダルが重たくなるので、すぐにタイヤの空気圧低下に気が付きますが、自動車はそうは行きません。 タイヤが重たくなってもエンジンが頑張って働いてくれます。気が付かないうちに燃費が悪くなってしまうのです。
タイヤの適正空気圧は?
さて、空気圧が燃費に影響を与えることはお分かりいただけたと思いますが、タイヤの適正空気圧とはいったいどれぐらいなのでしょうか?
それは、自動車によって違います。車両の取扱説明書に記されているだけでなく、多くの場合、運転席ドア裏などにシールで貼ってあります。
ただし、これは純正タイヤの場合です。タイヤを純正以外に買い換えた場合は、購入したお店やタイヤメーカーのホームページ等で確認しましょう。
どこで補充してくれるか?
自動車のタイヤの空気は、車を購入したディーラーや中古屋、整備屋、またガソリンスタンドで点検、補充をしてくれます。
空気入れと圧力計があれば自分で点検、補充する事も出来ますが、ほとんどのガソリンスタンドは、無料で点検、補充をしてくれますので、慣れたスタッフにお願いしたほうが安心できるかと思います。
まめにタイヤの空気圧をチェックして、自動車の燃費をのばしましょう!