銀行やATMで振込をよくする人ならも既に常識ですが、振込手数料はどこに振り込んでも一律ではなく振込先や振込金額、振込方法によって変わります。 ここでは、振込手数料のしくみとその金額から、お得な振込方法を紹介したいと思います。
振込先により手数料が変わる
まず、どこからどこへ振込むのかにより手数料が変わります。
多くの都市銀行や地方銀行では、次のような手数料設定になっています。
同行の同支店 | 同行の別支店 | 他行へ |
---|---|---|
無料 | 108円 | 216円~ |
・同じ銀行同じ支店だと手数料は無料。
・同じ銀行でも別の支店だと手数料がかかる
・他の銀行への振込は手数料が高い
3万円を境に手数料が変わる
さらに3万円を境に手数料が変わります。
例えば、現金でATM振込をすると、振込金額3万円未満は432円の手数料、3万円以上は648円の手数料となります。
キャッシュカードでのATM振込ならば、振込金額3万円未満は216円の手数料、3万円以上は432円の手数料となります。
振込方法でも手数料が変わる
そして手数料は振込の方法によっても変わります。
振込手数料の最も高い「他行宛て」の振込金額を見てみると次のようになります。
振込方法 | 3万円未満 | 3万以上 |
---|---|---|
窓口で振込 | 648円 | 864円 |
現金でATM振込 | 432円 | 648円 |
キャッシュカードでATM振込 | 216円 | 432円 |
ネットバンクで振込 | 216円 | 432円 |
・キャッシュカードやネットバンクでの振込が最もお得
・窓口で振込は、キャッシュカードでの振込の2?3倍
お得な振込方法は?
こうしてみるとお得な振込方法が見えてきます。まず、同じ銀行、同じ支店だと手数料は無料。
ですから家賃など毎月振込が必要な場合は、相手方と同じ銀行、同じ支店に口座を設けておけば手数料はかかりません。
しかし、相手方と同じ支店がかなり遠い所にある場合そうはいきませんので、同じ銀行の違う支店が近くにないか探してみましょう。
残念ながら、同じ銀行の違う支店も近くにない場合は、他行宛ての振込となります。 他行宛ての振込はキャッシュカードやネットバンクでのが最もお得なので、そのどちらかで振り込みましょう。間違っても窓口で振込まないように注意!