水道料金は、毎月決まった金額が請求されるいわゆる基本料金と、使用した水の量に応じて請求される従量料金の2つから成り、それらを足した料金が、毎月契約者に請求されます。 基本料金は、メータの呼び径により金額が定まっており、従量料金は使用量に応じて単価が変わる段階料金になっています。
基本料金の仕組み
基本料金はメーターの呼び径により定められています。「呼び径」とは契約者の建物や敷地に水道管を引き込むために取り付けられた、水道メーターの大きさ(太さ)の事で、水道メータに記載されています。
一般的な住まいの水道メーターの「呼び径」は、13mm、20mm、25mmなど様々ですが、下の表から分かるように基本料金はメーターが大きくなるほど高くなります。
メーター口径 | 基本料金 |
---|---|
13mm | 860円 |
20mm | 1,170円 |
25mm | 1,460円 |
30mm | 3,435円 |
40mm | 6,865円 |
水道メーターの呼び径は、建物の大きさや水道管の埋設具合によって、法令で定められていますので水道管を引き直したり建物を建て替えたりした場合を除いて、基本的には変更できません。
従量料金の仕組み
従量料金は使用量に応じて単価が変わる段階料金になっており、単価は下の表のとおりです。
使用量 | 従量料金 |
---|---|
1~5(m3) | 0円 |
6~10(m3) | 1m3/22円 |
11~20(m3) | 1m3/128円 |
21~30(m3) | 1m3/163円 |
31~50(m3) | 1m3/202円 |
一段階目は0円となっていますので、5m3(立方メートル)までは、基本料金だけで水道を使用できます。 また、三段階目から極端に単価が高くなりますので、11m3(立方メートル)を超えないようにすると水道料金の節約になります。
自治体によって料金が異なる
水道料金は地域によってかなりの差が見られ、一番安い地域と高い地域では、なんと10倍の差があります。
これは地域によって、ダムなどの水源、降水量、水質などが異なるため、飲み水として浄水するためのコストに差があるためです。
また、水道使用量に従って下水道使用料が請求される自治体も多く、水道使用量を抑えると下水道使用料の節約にもなります。