ニュースなどの報道をみていると、事故で重いけがをした場合「重体」と「重傷」という2つの言葉で表します。 この二つの言葉には次のような違いがあります。
重体とは
負傷の程度が極めて重く、命にかかわるような状態をいいます。このうち負傷者の意識が無い場合は「意識不明の重体」といいます。
さらに、心拍(脈拍)・呼吸が確認できない場合、「心肺停止」という言葉が使われます。
重傷とは
負傷の程度は重いものの、命に係わるものではない場合です。入院するか「全治1ヶ月以上」の治療が必要な怪我の場合に用いられます。
これとは逆に、入院の必要が無く概ね1ヶ月以下の治療で完治する見込みのときには「軽傷」という言葉が使われます。
尚、病気の場合も「じゅうしょう」と言う言葉を用いますが、この場合は「重症」と書きます。
危険度高 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 危険度低 |
【心肺停止】 心拍(脈拍)・呼吸が確認できない 【意識不明の重体】 負傷者の意識がない、生命の危険がある 【重体】 負傷の程度が極めて重く、生命の危険がある 【重傷】 負傷の程度は重いが、生命の危険はない 【重体】 負傷の程度が軽い |
要するに!
・「重体」→命にかかわるようなけが
・「重傷」→命にかかわらないが重いけが