雨がほとんど降らず、植物のない砂だらけの場所の事を「砂漠」と言いますが、同じように砂だらけの場所を「砂丘」と呼ぶこともあります。 「砂漠」の小さいようなものが、「砂丘」と思われがちですが、実際は「砂漠」と「砂丘」明確にそのメカニズムに違いがあります。
砂漠とは
雨がほとんど降らず砂や岩石の多い土地、地域のことをいいます。年間降雨量が250mm以下という定義もあります。
水分が少ないため、ほとんど植物がなく作物も育たないため、人間の居住が難しい地域とされています。
アフリカのサハラ砂漠や、モンゴルのゴビ砂漠などが有名です。
砂丘とは
風などにより砂があつまり丘を形成しているのが「砂丘」です。「砂漠」は地域の事を指しますが、「砂丘」というのは地域で無く「地形」そのものの事です。
年間降雨量も「砂丘」の定義にありません。日本では、鳥取県の鳥取砂丘が有名ですが、このほかにも自然にできた沢山の海岸砂丘があります。
要するに!
・「砂漠」→雨がほとんど降らず砂や岩石の多い地域
・「砂丘」→風などにより砂があつまり丘状になった地形