梅雨時期など湿気の多い季節に見られるカタツムリ、カラをまとったその可愛い姿から、「デンデンムシ」という相性で呼ばれることもあります。 しかし、同じような容姿でありながら皆に嫌われる存在それがナメクジです。カラが無いだけでなぜここまで嫌われているのでしょう? それは、謎ですがナメクジとカタツムリには次のような違いがあります。
カタツムリとは
「カタツムリ」というのは日常語であって生物学的な分類ではありません。陸地に生息する腹足類のうち、殻を持っているものを「カタツムリ」と呼びます。
触角の先に目を持っていて、球型や饅頭型の殻を持っているものを指すことが多いようです。貝の一種ですので食用として食べる文化を持つ国もあります。
ナメクジとは
概ね「カタツムリ」と同じですが、殻を持っていません。「ナメクジ」は「カタツムリ」が殻を失うという進化をしたと言われています。
この進化のおかげで、ナメクジは狭い場所にも行くことが出来ます。そのせいで、「カタツムリ」より行動範囲が広く家の中などにも入ってきます。
因みに、「カタツムリ」を食用とされることがありますが、「ナメクジ」は何故か美味しくないようで、食べる文化はほとんどありません。
要するに!
・「カタツムリ」→陸地に生息する腹足類のうち殻を持っているもの
・「ナメクジ」→陸地に生息する腹足類のうち殻が無くなったもの