洋風のスープや煮込み料理などに用いる、「コンソメ」と「ブイヨン」。 この二つには次のような違いがあります。
ブイヨンとは
ブイヨンとはフランス語で「出汁」を意味して、スープを作るベースとなるものです。
牛肉、鶏肉、魚、またはその骨などにセロリや玉ねぎ、にんじんなどの野菜、さらに香辛料を加え時間をかけて煮て作ります。
いわゆる「ダシ」のようなものです。
コンソメとは
コンソメとはフランス語で「完成された」という意味を持っていて、名前のとおり、そのまま飲めるスープなのです。
上記ブイヨンをベースに、肉や野菜をさらに加えて煮詰め、アクを取りをしスープとして飲める形まで調えたものなのです。
作り方は、ブイヨンをベースに肉や野菜を入れてアクを取りながら丁寧にじっくりと煮込んでいき、最後に具材を漉して透明に仕上げます。 透き通った琥珀色が特徴で、具材の旨味がスープにしっかりと溶けだして濃厚な美味しさを感じられるスープです。
要するに!
・「ブイヨン」→西洋料理のダシ。
・「コンソメ」→ブイヨンをスープとして調えたもの。