年齢を表す漢字には、「歳」と「才」の二つの書き方がありますが、あなたはどちらを使っていますか?また書類などに年齢を書く場合、どちらを使うのが正しいのでしょうか。 実は「歳」と「才」の使い分けには少しだけ注意が必要です。「歳」と「才」の違いについて解説します。
歳とは
本来、年齢を表す漢字として正しいのは「とし」という意味を持っている「歳」です。
公的な書類や、文章では「才」とせず「歳」を用いるほうが好ましいと言えます。
才とは
「才」は「歳」の略字として認められている漢字です。「歳」は、小学校で習う漢字ではない為、小学校では「歳」の代わりに「才」が用いられています。
また「歳」の字を小さく書くと潰れてしまって読みにくくなるため、テレビや読み物では「才」を用いることがあります。
しかし「才」の漢字は「略字」として使うことが認められているだけで、本来「とし」という意味はありません。正式には「歳」を用いるようにした方が良いと言えます。
要するに!
・「歳」→年齢を表す正式な漢字
・「才」→「歳」の略字として認められている漢字