世界一高い山といえば「エベレスト」ですが、「チョモランマ」という名称も聞いたことがありませんか?実は「チョモランマ」も世界一高い山なのです。 「え!じゃあ世界一高い山は二つあるの」と疑問に思われる事でしょう。二つの名称の違いについて解説します。
エベレストとは
エベレストはネパールとチベット(中国)の国境をまたぐ世界最高峰の山です。
インド半島とチベット高原を隔て、ネパール、チベット自治区、インド、パキスタン、ブータンの5カ国にまたがるヒマラヤ山脈にあり、標高8848mと世界一の高い山なのです。
エベレストの名前の由来は、1852年にヒマラヤ山脈の中で「エベレスト」が世界最高峰であることを発見したインドの測量局が、イギリス人地理学者のジョージ・エベレスト氏にちなんで名付けたとされています。
チョモランマとは
エベレストが跨る地区の一つチベットでの現地名です。チベット語で、「世界の母なる女神」という意味があります。
因みに、同じくエベレストが跨る国の一つネパールでは「サガルマータ」といい、「世界の頂上」を意味しています。
登山家の間では、チベットとネパールのどちら側から登ったかによって「チョモランマ」と「サガルマータ」を使い分けることがあります。
しかし、一般的には「エベレスト」の呼称が多く用いられています。
要するに!
・「エベレスト」→ネパールとチベット(中国)の国境をまたぐ世界最高峰の山。
・「チョモランマ」→エベレストが跨る地区の一つチベットでの現地名。