牛丼は全国チェーンのお店があることでも知られる定番料理の1つであり、多くの方から親しまれているメニューでもあります。それとよく似た料理として牛とじ丼があります。
この2つは食堂形式のお店ではどちらもメニューに載っていることがありますが、違いをご存知でしょうか。この違いを知っておくとお店で注文するときだけでなく、何かの機会で料理する際にも役立つかもしれません。実は見た目も含めていくつかの違いがあります。
牛丼とは
そもそも牛丼とは薄く切った牛肉と玉ねぎなどの野菜を煮込み、ご飯にのせた料理のことです。煮込む際には醤油やみりんなど調味料が使用されます。
煮込んだタマネギがつゆに溶け出していることも大きな特徴となっており、つゆを多めに入れたつゆだくを好む人々もいます。トッピングとしておろしポン酢や高菜、生姜などといったものを付けるケースもあります。
チーズを上に載せるのも非常に人気となっていて、シンプルかつアレンジしやすい料理とも言えます。
牛とじ丼とは
牛とじ丼とは牛丼の具を卵でとじた状態にしてからご飯の上に盛る料理です。つまり、作り方は途中まで牛丼と同じです。極端にいうと牛丼を作ってから牛とじ丼にするということになります。
この料理は親子丼と対比させる意味で他人丼と呼ばれることもありますが、その場合は豚肉でも同様の呼び方になります。また、文明開化を象徴する料理ということから開花丼とも呼ばれることもあります。卵でとじただけで大きくレシピが変わるわけではありませんが、味わいは牛丼よりもまろやかになります。
要するに!
・「牛丼」→薄く切った牛肉と玉ねぎなどの野菜を煮込み、ご飯にのせた料理。
・「牛とじ丼」→牛丼の具を卵でとじた状態にしてからご飯の上に盛る料理。