お刺身やお寿司の定番として人気の高い鮪(マグロ)ですが、鮪には「本マグロ」と表示されていることがあります。「マグロ」と「本マグロ」どう違うのか不思議に思ったことはありませんか?
スーパーなどでは「本マグロ」という表示のある方が少し高級な容器に入れられて、値段も高い傾向にあります。 寿司屋でも、やはり「本マグロ」の方が高い傾向にあります。値段がなぜ違うのか、「マグロ」と「本マグロ」の違いについて解説します。
マグロとは
鮪とはスズキ目サバ亜目サバ科マグロ属に属する魚の総称を指しています。
鮪に属するものとしては、オーストラリアやニュージーランドケープタウン沖の低温の海域でとれるミナミマグロ、目玉が大きくはっきりしているメバチマグロ、肌が黄色いキハダマグロ、横のひれが長くトンボのような特徴をもつビンナガマグロなどがあげられます。
寿司屋などでよく使われている鮪はミナミマグロで、漁獲量が一番高い鮪はメバチマグロです。 もちろん、本マグロもマグロ属に属する魚です。では、本マグロの正体は何なのか、事項を読み進めて下さい。
本マグロとは
本マグロとはマグロの最高級品でクロマグロのことを指しています。クロマグロとはスズキ目サバ科に分類されます。
有名な産地は大間の鮪が知られていますが、近年では北海道の方でもブランド化されるようになりました。
大間では鮪を横向きにして氷につけた状態で出荷していますが、北海道では鮪を立てた状態に氷漬けにして出荷しています。鮪の中の鮪、最上級という意味を持ち本当のマグロという意味から本マグロと呼ばれています。
要するに!
・「マグロ」→スズキ目サバ亜目サバ科マグロ属に属する魚の総称
・「本マグロ」→マグロの最高級品でクロマグロのことを指す